1月28日(火)に宮城県職業能力開発協会技能振興コーナー主管、宮城県板金工業組合協力による「ものづくりマイスターによる講義、ものづくり体験教室」が5・6年生を対象として行われました。初めての銅版レリーフづくりということで、子供たちは事前に彫る文字を考え、とても楽しみにしていた様子でした。
講師は、板金工業組合の8名の皆様です。そのうち3名が“ものづくりマイスター”の資格をお持ちで、板金の熟練技能者として、『人材の育成と確保』『ものづくりのシステム構築』等を目的とし、企業や学校での実技指導を行っているそうです。
子供たちは、紙に書いた文字を銅板に写し取り、そこを割り箸で強くなぞって文字を浮き上がらせていきました。その後、温泉水をつけて乾かし、銅板の縁を機械で折ってもらって出来上がりです。難しいところは、講師の方にお手伝いいただきましたが、作品が完成すると子供たちはうれしそうな表情で、お互いの作品を見せ合っていました。
最後には「分からないこともしっかりと教えてくれた」「いろんな人と関われてよかった」「マイスターにこつを教えてもらってうまくできた」「自分はなかなか彫れなかったけれど、マイスターは一気に彫っていて『さすがプロだな』と思った」等の感想が聞かれました。アンケートでも「ものづくりへの関心が高まった」と答えた子がほとんどで、ものづくりの楽しさを十分に味わうことができたようです。